人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「つばさ」感想

我が家の朝の日課、NHKの連続テレビ小説・・・

東京制作の「つばさ」は、放送が始まって今日で3週間が過ぎた。
ドタバタ喜劇は嫌いではないし、暗い話よりは明るくていいけど・・・

いくつか気になる点はある。


ドラマが始まる前に、インターネット上で読んで知っていたドラマの内容と、実際に映像になったものを観た印象が大分違う・・・。

現時点では母親役の高畑淳子さんはちょっとうるさすぎるし、自分が持っていた役のイメージとかなり違う。正直に云えば、他の女優さんで観たかった気もする・・・。


ヒロインの多部未華子は、出演作をちゃんと観たことはないのだが、ちらっと観た感じでは、コメディエンヌとしての素質を感じさせる演技派というイメージがあった。
しかし、今回はまだまだ実力を発揮出来ていないというか、どうも演出と噛み合ってないというか・・・ちょっと残念である。


近年、東京制作のものは、必ず舞台となる土地の祭りが盛込まれる。
逆に云ってしまえば、なんだかそれだけでその土地を描いた気になっているようにも感じられて、どうにもしらけてしまう。

自分が最高傑作だと思っている「ちりとてちん」では、小浜の祭りはなかった。

故郷が舞台になっていただけに思い入れの深い「風のハルカ」は、湯布院という比較的イベントの多い観光地だったこともあって、あれこれと祭りや行事が描かれてはいたが、ストーリーに溶け込んでいて必然性を感じた。

どちらも大阪制作のドラマなわけだが・・・
東京制作のものは、どうも祭りを取って付けたような不自然さを感じてしまうのだ。


オープニングのアンジェラ・アキの歌は、悪くはないけど・・・
歌声と、つばさの母が馬鹿騒ぎしている時の声がダブってしまって、個人的にはあまり心地良くない。

「風のハルカ」の主題歌だった森山直太朗の「風花」。
冒頭のファルセットや、ギターやキーボードによるオスティナートが心地良かった。

「ちりとてちん」のオープニング・テーマは、とにかく最高だった!
冒頭のチェレスタを耳にするだけで、気持ちの良い朝を迎えることが出来た。


また、個人的な好みでもあるのだが、1〜2週で少女時代をしっかりと描いている方が、話にも入り込みやすいし、思い入れが深まって好きである。

やっぱり「風のハルカ」や「ちりとてちん」がそうだったわけだが・・・

近年の東京制作のものは、いきなり大人になっていて、観ているこちらが話に入り込むまでに時間がかかってしまっているように思う。
(まぁ、脚本次第だとは思うけど・・・)


2週目にして老舗の和菓子屋を引っ越すことになった点。
伝統を否定したセリフなども考慮すると、明らかに今までの朝ドラというもの、そして朝ドラっぽいと云われた「あんどーなつ」を意識し、軽く否定しているように感じさせられた。

今回は、今までにないものにしようという明らかな意思表示だと感じさせられたわけだが・・・


NHK関係者や出演者が、

「今までにない朝ドラ」
「朝ドラっぽくない」

といったことをよく云っているけど、正直に云えば、そんなことはどうでもいいように思う。
少なくとも、この3週間観てきた感じでは、なんか勘違いしているような、空回りしているような感じさえする。


個人的には、秋から始まる大阪制作の「ウェルかめ」の「故郷の朝ドラを作る」という考えの方が好きだし、楽しみでもある。


まぁ、「つばさ」もきっとまだまだこれからなのだろう。
ラジオ局を開局してからの展開の方が面白そうな感じがするし、取りあえず今後に期待である。



いや〜、ついつい長くなってしまったが・・・
今日の晩飯は、久々にカレーライス!!

「つばさ」感想_f0052564_1953856.jpg

美味い!!!
カレー大好きである!

by adacha | 2009-04-18 20:04 | 映画・ドラマ | Comments(0)

名前
URL
削除用パスワード