ゼロの焦点
昨夜、読んでいた松本清張の小説「ゼロの焦点」を読み終えた。
少しずつ読み進めていたのだが、終盤に差し掛かったので、昨夜一気に読んでしまったのだ。
いやぁ〜、なかなか面白かった。
とても読み応えがあった。
ただ、途中ちょっと無理を感じるような設定があったように思うし・・・
推理小説が好きな人なら途中で犯人も、その動機も分かるように思える。
(自分も、かなり早い段階で真相は分かってしまったので・・・)
ある意味、この小説は途中で犯人が分かっても構わない類いのものかもしれない。
大きな1つの犯罪の経過を、読み進めながら楽しむ類いのものなのかもしれない。
なかなか事件が進展しないのは、少しじれったい感じもするのだが・・・
そこはさすが松本清張、飽きさせることなく読ませてしまうから凄いね。
松本清張の小説は、特定の探偵が登場しないのが特徴。
「ゼロの焦点」もそうだが・・・それにしても一般人が警察に頼らずに、あそこまで調べを進めるというのも凄いことだな。
余韻を感じることが出来るラストは、結構好きな方。
所謂探偵小説だと、あの後に探偵がもう少し突っ込んだ説明をする章がありそうな感じだけど・・・
それがないところが、逆にこの小説の価値を高めているのかもしれない。
こうして小説を読んでみると、以前興味がないとは書いたけど、ちょっと映画も観たい気になってくるね。
(デキ自体は、どうやら賛否あるようだが・・・)
松本清張の小説だと、あとは是非「砂の器」を読んでみたいなぁ〜。
それに原作を超えたと云われている映画もいつか観てみたいねぇ〜。
今日の晩飯は、カミさん特製の青椒肉絲!
肉は細切りじゃないけどね・・・
これまたメシがすすむ味で、メチャクチャ美味かった!
by adacha | 2009-11-28 18:45 | 映画・ドラマ | Comments(0)