さくら
預かってもらっていたと云った方が正確かもしれない・・・
子猫の頃、我が家の近くにいたのをカミさんが保護したのだ。
玄関のところに立って、ドアをガリガリやってた後ろ姿は、タヌキのようだった。
保護したのはいいものの、ジャブが嫌がって2階から降りて来なかったので、保護したその晩は自分が1階で一緒に寝てあげた。
その時は、寂しさからか、寝ている自分の顔をバシバシ叩いて起こしたりして、可愛い奴だったのだが・・・
成長するにつれて、警戒心が強くなって、あまり人前に顔を出さない猫になった。
桜が咲く頃に拾ったので“さくら”と名付けたわけだが・・・
ちょうど、桜が咲き始める頃に逝ってしまった。
笙太、カミさんから「さくらちゃんはお星さまになったよ」と聞いたからなのか、夜になったら「外に行って、さくらちゃんにさよならする!」と云って、我々夫婦を連れ出した。
その夜は曇っていて、残念ながら星は見えなかったけど・・・
笙太には、大人には見えないものが見えたかもしれない。
笙太、今日は朝から「外に遊びに行く!」というので、一緒に外出。
近所のグリーンベルトに行ってみると、桜がほぼ満開!
一昨日の雨と風で、すでに花びらが散っているものも・・・
そんな桜を見て「さくらが咲いてるよ!」と走り出す笙太。
そんな後ろ姿に、成長を実感するオヤジなのでありました。
by adacha | 2014-04-01 21:18 | 日常 | Comments(0)