ぽんぽこ
テレビをつけたら「平成狸合戦ぽんぽこ」が放送されていた。
これまでにも、何度か観ているが・・・
嫌いではない。
(いや、結構好きな方かも!)
なんと云っても、米朝や文枝、志ん朝や柳家小さんといった落語家たちの名演が素晴らしい!
(清川虹子も芦屋雁之助も・・・みんな亡くなってしまったんだな〜)
そして、上々颱風の音楽も素晴らしい!
(ベースが上手いなぁ〜)
しかし・・・
ラストが自分としてはダメ。
あの台詞はなくていいよな〜・・・
あれが、全てをぶち壊していると云っても、過言ではないように思う。
(なんだか妙に中途半端だし・・・)
だいたい、カメラ目線になって語りかけてくる時点で個人的にはNG。
それに加えて、台詞の内容が改めて云うほどのことじゃないし・・・
伝えたいメッセージは分かるが、ファンタジーとしては台無し・・・
あれを台詞で云わせてしまったために、最後だけ取ってつけたようにリアルになってしまった。
(内容が、というだけでなく、観てる側の気持ちが・・・)
上々颱風のエンディングソングが流れ始めたら、一切台詞なくていい。
あの歌で、その歌詞の内容で、切なさもやさしさも、温かさも伝わってくるから。
それに、画を観ていれば、ちゃんと伝わってくるし・・・
あれがなければ、もっとノスタルジーに浸れるのに・・・
とにかく、ラストが残念!
(と云うより、あの台詞がね)
by adacha | 2015-08-28 23:50 | 映画・ドラマ | Comments(0)