スティル・ライフ
録画してあった「スティル・ライフ ー霧子とマリエの犯罪的同棲生活」というドラマを観た。
池澤夏樹の芥川賞受賞作が原作で、自分が学生の頃に放送されたドラマ。
CSで放送されてたのを録画したのだが、長らく放置してしまっていた。
なんとも独特な雰囲気のドラマで、当時観た時に、かなり印象に残った。
何と云っても、霧子を演じている田中裕子が醸し出す空気が素晴らしい。
放送された当時、精神的に少しまいっていた覚えがある・・・
そんな自分の心境が、主人公の心情とシンクロしたんだろうな。
終盤の雪のシーンが秀逸・・・
このドラマのおかげで、随分癒されたような記憶がある。
アルヴォ・ペルトの音楽も印象的。
ドラマの浮遊感からしたら、もっと他の選曲もあっただろうに・・・
あれを選曲したセンスは、なかなかすごい。
ドラマは気に入ったのに、原作は結局未読・・・
ドラマは女性2人が主要人物だけど、原作では男らしい。
原作を読んでないから分からないが、なぜ女性に設定を変えたんだろう・・・
女性2人による浮遊感が、演出家のイメージに合ってたのかな?
こうして昔観て心に残ったドラマが再放送されるのは、とても嬉しいことだな。
by adacha | 2017-06-30 21:54 | 映画・ドラマ | Comments(0)