こんや銘酒館 〜天国からの帰還〜
昨日は、11回目の結婚記念日だった。
どこか温泉にでも行ってのんびりしようと話し合っていたのだが、あまり遠出は出来ないし・・・
(予算とジャブのことで)
そこで、以前テレビで観た「こんや銘酒館」というところに行くことにした。
「こんや銘酒館」は、静岡市の山奥(山奥なのだが、まだ静岡市内)のコンヤ温泉にある小さな民宿だ。
静岡市内にある酒屋(実は家の結構近くにある)の御主人が、「静かな環境の中、旨い酒を呑みながら、旨い肴を味わってもらいたい」と始めた宿らしい。
車で1時間も走れば到着。
カーブの多い山道は、運転好きのカミさんにはたまらなかった様子。
部屋に入ると、すでにふとんが敷いてあった。
広くはないが、とても落ち着く。
一息ついて温泉へ。
内湯と露天風呂があり、露天風呂には生ビールのサーバーが!
その生ビール、なんと飲み放題なのだ!
(飲み過ぎは良くないし、節度ってもんがあるだろうが・・・)
さっそく露天風呂につかりながら、生ビールを味わう。
初めての体験・・・
なぜだろ?全然酔わない。
なんとも言えぬ極楽気分!
なんだかんだ言っておきながら、結局3杯呑んで風呂をあがった。
(それでも酔ってないから不思議)
風呂も、ちゃんとした温泉で、とても気持ちよかった。
部屋で一息ついた頃に、夕食の準備が出来上がる。
囲炉裏もある広い板の間で夕食。
この宿、1日3組限定らしいのだが、昨日は平日ということもあり、うちら夫婦の貸し切り状態だった。
席に着くと、さっそく前菜が。
そして、それぞれに酒を注文。
何と言っても酒屋の御主人が始めた宿だけあって、酒の種類が豊富!
カミさんは「女泣かせ」の吟醸、自分は・・・なんだったかな?特別大吟醸を注文した。
この酒の旨いこと!
そして、何種類ものつまみが盛ってある前菜、これがすべて旨かった!
ミョウガの寿司、穴子とタコの柔らか煮、ウニのゼリー寄せ、つけもの等々・・・
旨い肴を前に、旨い酒を味わっていたら、次はハモと松茸の土瓶蒸しが出てきた。
いや〜、ちゃんとした土瓶蒸しってのは、旨いもんなんだなぁ〜。
酒もすすんで、おかわり。
宿の人と話をしている時、結婚記念日だということを言ったら、磯自慢をサービスしてくれた。
ありがとうございました!
その後、鮎の塩焼き、大きなししとう(名前を教えてもらったが忘れてしまった)の網焼き、そして松茸のすき焼(!)と料理は続いた。
すき焼きと一緒に土鍋で炊いた御飯が出てきたのだが、これがまた旨いのなんの!
ただ一つだけ・・・
我ら一般庶民の夫婦にとって、あれだけの量の松茸は豚に真珠、猫に小判だ。
今ひとつ有り難みが・・・
ただ、ものすごい贅沢をしているというのは分かった。
最後にデザートとして桃、イチジク、巨峰(どれも旨かった)が出て、夕食終了。
いい加減酔いもまわってしまったし、腹も一杯。
部屋に戻るなり、2人してバタンキューだ。
(まだ9時前だったかな)
早くに寝たので、たっぷり睡眠をとって朝の6時には起床。
やっぱり、いい酒は悪酔いしないな。とてもすっきり。
さっそく、朝風呂へ。
カミさんにやめとけと言われながら、なんとなくもったいない気がして(貧乏性!)、朝から生ビールを呑んだ。
8時半に朝食。
お粥が胃にやさしく、とても嬉しい(しかも旨い!)
とは言え、朝からものすごい量のおかずで、申し訳なかったが喰いきれなかった。
サンマの塩焼きがめちゃくちゃ旨かった!
最後にコーヒーが出て、朝食終了。
部屋に戻るなり、あまりの満腹に2人してふとんで横になり、そのままチェックアウトの11時近くまで寝てしまった。
静岡市の中心部から1時間ほどで、ちょっとした旅行気分を味わえ、旨い酒と肴を味わえ、温泉を味わえる。
短い時間ではあったが、まったく天国にでも行ったような気分だった。
しかし、絶対太ってるな、これは・・・
というわけで、昨日はバタンキューだったので日記を書き込めませんでした。
今日はちょっと長くなりましたが、2日分ということで。
ここが“天国”「こんや銘酒館」
前菜(どれも旨い!ハズレなし!)
鮎の塩焼き(酔っていたせいか、ピントが合ってませんが・・・)
うちらには“豚に真珠”松茸のすき焼き
とっても豪勢な朝食(残してすいません!)
by adacha | 2006-09-26 18:42 | 日常 | Comments(2)