一昨日のレコーディング
さて、一昨日のレコーディングに関して詳しく記したいと思う。
中山うりさんというシンガーソングライターのバッキングという内容だった。
中山うりさんは、最近iTunesで配信されているジャズの部門で1位にもなったことがある歌手。
ライブは行っているが、まだネット上での配信が主で、アルバムを発売してはいないらしい。
今回のレコーディングも、新曲の配信が目的のもの。
曲は有名な賛美歌をジャズワルツにしたものだった。
ベースレスで、チューバが完全にベースの役割をするアレンジ。
それなりに緊張もしたが、制作側からは喜んでもらえたようで、一安心。
1回目のテイクでほぼOKが出たのだが、ちょっとしたフレーズや、向こうのイメージしているチューバのサウンドとの差異があったようで、取りあえず3テイクほどレコーディングした。
途中、制作側のイメージするチューバの参考音源を聴き、フレージングやビブラートを取り入れてみた。
レコーディングは無事終了したのだが、中山うりさん本人がしばらくしたらスタジオに来るというので、雑談をしながら待っていた。
中山うりさんは、アコーディオンを弾きながら歌うのだが、高校生の頃にはある学校の吹奏楽部に所属していて、トランペットをやっていたとのこと。
当時、全国大会に出場したこともあるらしい。
今でも、ライブでトランペットを吹いているようだ。
本人に会った後、せっかくだからと出前を取って夕食も御馳走になってしまった。
とても楽しく、いい雰囲気のレコーディングだった。
自分のプレイに関しては・・・
今回感じたのは、自分のタイミングの悪さだ。
以前、チューバは変に早めに吹かずにジャストに吹くべきだ、といったことを書いたが・・・
今回思ったのは、自分のチューバは時として早すぎる時があるということ・・・
特に4ビートのラインなどは、自分が思っている以上に前のめりにすべらして吹いていた。
まぁ、この点は他のバッキングと合わせて聴くと、それほど気にはならなかったのだが・・・
また、ライブでベースラインを吹く時には、ラフに吹いて柔らかいサウンドをマイクでひろってもらうことが多いのだが、今回も同じようにやったらどうもイマイチだった。
ベースラインだからといって、ラフに吹くばかりでなく、時にはしっかり鳴らすことも大切なんだなぁ。
これらのことは、今回の大きな反省点だ。
今回は、いろいろと勉強になったレコーディングだった。
by adacha | 2006-11-05 22:31 | 音楽(ノンジャンル) | Comments(0)