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いわたくんちのおばあちゃん

笙太のために朝はNHK教育をつけている時間が増えている。
(本人が訳が分かって観ているかどうかは知らないが・・・)


個人的には「おはなしのくに」という番組が気に入っている。
毎回、いろいろな役者・タレントが語りを担当。
室井滋、岩崎ひろみ、菊池麻衣子、平岩紙・・・

語りと云っても、身振り手振りもあるので、云ってみれば一人芝居のような感じで、とても見応えがある。
(役者としても、やりがいのある仕事だと思う)


今日は、きっとあの話をやるんじゃないかと観ていたら・・・
やはりそうだった。

「いわたくんちのおばあちゃん」

語りは安達祐実。

“ぼく”は広島に住む小学4年生。
仲良しのいわたくんちのおばあちゃんは、みんなで写真を撮ろうとしても、にこにこしながら手をふっていやがる。
ぼくはその理由を知っている・・・

初めてこの話を聴いた時、胸が締めつけられて、涙が出そうになった。
フィクションかと思っていたら、終盤に出てくる本物の家族写真・・・
安達祐実の語りも素晴らしかった。

最後に“ぼく” が云う「ぼく、戦争せんけんね」が、とても心にしみる。

原爆の資料や写真を後世に伝えるのも大事なのだが・・・

ある日突然大切な家族、幸せな生活を奪われた人々・・・
こういう話を聞き、その人の気持ちになって考えるのも、大事なことなんだと思う。

“ぼく” がおばあちゃんの気持ちを理解して、戦争をせんと決意するように、皆が他人(ひと)の気持ちになって考え、2度と同じ過ちを繰り返さないと誓えたなら・・・

是非とも多くの人に知ってもらいたい、後世に伝えてほしい話である。

by adacha | 2010-08-06 19:10 | 映画・ドラマ | Comments(0)

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