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シンフォニシティ(前半)

編曲作業も無事終わり、午後には郵送!

次にやらなければいけない編曲の仕事は、〆切りまで少し余裕があるので、ちょっと一息・・・。


さて、先日買ってきたスティングの新作「シンフォニシティ」。
すっかり、我が家の定番となっている。

ただ、ちょっと気になっていることが・・・

今回のアルバムに参加しているオーケストラは、イギリスのロイヤル・フィルハーモニック・コンサート・オーケストラのことが大々的に取り上げられているのだが、他にもニューヨーク・チェンバー・コンソートとロンドン・プレイヤーズ(これは団体名か?それとも寄せ集めということなのか?)が参加している。

解説にも、ロイヤル・フィルがアルバムのカラーを左右しているとあるのだが・・・
どうも、そういう風には感じられない。

ロイヤル・フィルの演奏が悪いという意味ではない。
それはそれで良いのだが、どちらかと云えば(個人的には)、ニューヨーク・チェンバーの演奏の方が好きだ。


1曲目の「ネクスト・トゥ・ユー」は、ニューヨーク・チェンバーのストリングスとパーカッション、それにピアノとベースが加わっているだけの(オーケストラと云うには)シンプルな編成。

このストリングスが、とにかく素晴らしい!
とってもスピード感があって、鋭くて明るくて、ゴリゴリしてて・・・
(ニューヨークのプレイヤーだと知って、大いに納得!)

アレンジも抜群に良い!
この演奏が1曲目に収録されている意味は大きいな〜。


2曲目の「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」もニューヨーク・チェンバーによるものだが、こちらは原曲とあまり代わり映えがしない。原曲にもストリングスの音(おそらくシンクラヴィアによるもの)が入っていたし・・・。

ただし、ブランフォード・マルサリスがソプラノ・サックスで演奏していたソロを、クラリネットでやっている点は面白いし、演奏もいい。


3曲目のポリスのナンバー「エヴリ・リトル・シング・シー・ダズ・イズ・マジック(邦題は単にマジック)」は、ロンドン・プレイヤーズによるもの。

もともとキレイな曲だし、ある程度は予測がついたけど・・・やっぱり美しい曲だ。
アレンジとしては、もう少し他のやり方もあったように感じるけど、悪くはないな。

この曲は、それなりにシンフォニックな響きになっている。


4曲目の「アイ・ハング・マイ・ヘッド」はロイヤル・フィルの演奏。
曲は、とっても好きな曲なんだけど・・・

少しオーケストラを落とし過ぎと云うか、これなら原曲の方がいいと云うか・・・。
正直、これはあまり良いアレンジとは云えないように思う。


5曲目の「ユー・ウィル・ビー・マイ・エイン・トゥルー・ラヴ」は、スティングがアリソン・クラウスのために書き、映画「コールド・マウンテン」で使われていた曲ということだが、初めて聴いた。

これはロイヤル・フィルによるものだが、今回のアルバムの中でロイヤル・フィルの1番の演奏はこれだろう。
曲も美しく、とっても良い!


6曲目が、今回のアルバムの中でもベストのアレンジと思われる「ロクサーヌ」だ。

とてもシブいアレンジで、かと云ってやり過ぎてる訳でもない。
とにかく、このアレンジは素晴らしい!!

演奏はロイヤル・フィルかと思ったら、ロンドン・プレイヤーズなんだな〜・・・。
結局、明るさやスピード感ではニューヨーク・チェンバー、シンフォニックな響きではロンドン・プレイヤーズがいいということになってしまうわけなんだけど・・・。


これ・・・明日に続きます!

by adacha | 2010-08-23 23:20 | 音楽(ノンジャンル) | Comments(0)

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