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ジャズは難しい・・・

昨日は全体指導をしている団体の合奏練習。

来月の演奏会で取り上げるジャズのナンバーを合奏。
時間があったので、結構じっくり細かく練習したが、テンポはまだまだ遅いんだけど、最後はなんとか通せるまでになった。
(久しぶりの合奏、楽しかった!)


でも、やっぱりジャズ(スウィング)は難しいな〜。


思うに、ジャズを専門に演奏してるビッグバンドの団体(部)は、クラシックを演奏することはない。
自分たちは、ジャズ特有の奏法を学んで、そういう風に常日頃演奏しているという自覚があるからだ。
(そして、それが楽しいんだから、それでいいのだ)

普段コンクールのためにそういうサウンド、奏法を突き詰めている吹奏楽の団体が、そのまんまのサウンド、音色、発音、アクセントでポップスを演奏しているのを聴いたことがあるが・・・
勉強の一貫、延長でポップスも演奏してますと云うのもありかもしれないけど、中途半端に取り組むなら、そういったことはせずにクラシックやオリジナル曲ばかりやっている方が全然良いと思う。

と偉そうなことを書いているけど、自分もどこまで子どもたちに伝えられて、どこまでカッコ良いジャズを演奏させることができるか、まだ分からないが・・・


吹奏楽をやっている人たちというのは、アレンジされたものでも、結構テンポにこだわったりもする。
いろんな演奏が存在するスタンダードナンバーなら、何かと比べて速いとか遅いとか、必要以上に意識しなくてもいいように思んだけど・・・

前にも記したが・・・
出版されている楽譜の参考音源や、他の吹奏楽の団体が演奏しているものばかり聴くんじゃなくて、原曲や、いろんな編成の演奏(ビッグバンドやコンボなど)を聴いてみることも大切だ。

YouTubeのコメントで「これ遅くない?」なんての見かける時があるけど、これは自分の固定観念以外の何ものでもない。
演奏会でアドリブソロの所を本当に自由に演奏したら、アンケートに「楽譜通りにやってください」と書かれてたなんて笑い話もある。

それに、こうやりたいという意志をしっかり持って演奏しているソロに、ミスなんてないんだけど・・・
基本がクラシックの人にこれを理解してもらうことは、結構難しい・・・


自分も吹奏楽を通していろんな音楽、たくさんのミュージシャンを知ったから、そういう勉強のためには、いろんなジャンルに取り組むのは悪いことではない。
(まずはやってみなきゃ、経験しなきゃ、上手いも下手もないから・・・)

ただ、やるからには、その音楽を皆がしっかり勉強するべきだ。
いろんなジャンルの曲を演奏するのに、どれも同じように吹いたり、演奏したりしても、決してカッコ良くはならないから・・・!

どんなジャンルの曲でも、しっかりとした意志を持って取り組むことが大切だ。
そして・・・やっぱり楽しむことが一番だ!


昨日、大学の後輩が知人のブログを紹介していたので、最後に貼っておきます。
強く共感を覚えるとともに、子どもたちに指導している自分にとっては、耳の痛いことも書かれているけど・・・







by adacha | 2017-03-09 22:01 | 吹奏楽 | Comments(0)

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