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「マイ・ソングス」感想(その3)

今日もスティングの最新作「マイ・ソングス」の感想を・・・
昨日までに頭から6曲目までの感想を記したので、今日は7曲目から。

7曲目の「フィールズ・オブ・ゴールド」は、1994年にリリースしたベストアルバムのタイトルにもなっていた曲。
今回のアルバムは、どうやら15曲目の「ロクサーヌ」までが通常のもののようだ。
(スティングの解説もそこまでだし)
しかし、「ロクサーヌ」はライブのものなので、スタジオ録音の曲は14曲目まで。
そういう意味では、この「フィールズ・オブ・ゴールド」までが前半ということになる。
ここまでソロの曲が3曲、ポリスの曲が3曲、そして前半の締めくくりにソロのベストアルバムのタイトル曲という構成だ。
この曲はオリジナル音源を使っているが、前回のツアーに参加していたラスト・バンドレロスのジェリー・フェンテスがプロデュースしており、ギターやバックコーラスで参加しているのが特徴。
オリジナルの音源を使っていると云っても、カリウタのドラムはカットされて、無機質な打ち込みに変えられている。
スティングのボーカルは、歌い回しがオリジナルとほぼ一緒なんだけど、これは再録したものだろうか・・・?
結局、オリジナルを使用しつつ、ジェリー・フェンテスにお任せで好きなように作らせたバージョンのように思うのだが・・・
感動的で大好きな曲なだけに、悪くはないんだけど、無機質な感じは少し残念ではある。

8曲目はポリスの「ソー・ロンリー」。
(ここから後半スタートということになるのかな)
この曲は、珍しくドミニク・ミラーは参加しておらず、ギターは7曲目で大活躍したジェリー・フェンテスのみ!
(ベースも弾いてるみたいだけど、レコーディングの状況で、スティングと弾き分けたということだろうか?)
ドミニクの音がしないのが、最近では逆に新鮮に感じるのが不思議だな。
今回のアルバムは、やっぱりポリスの曲のデキが良い!
円熟味を増したスティングが、余裕を持ってポリスのナンバーを歌うとこうなる、ということなんだろうな。
この曲が、ラスト・イグジットのために書かれた曲だというのは、初めて知った。

9曲目の「シェイプ・オブ・マイ・ハート」は、ドミニクとの共作であり、8曲目でお休みしていたドミニク・ミラーの本領発揮である。
(ただ、オリジナルと違ってデュエットはしないんだな・・・)
今度のツアーに参加するキーボーディストのケボン・ウェブスターが唯一参加している。
バックコーラスの2人も今度のツアーメンバーのようだから、そういう意味では、今度のツアーでのサウンドを伺い知ることの出来る1曲になっている。
(ただ、このバージョンにはドラムは入っておらず、リズムはパーカッションのみ)
「どちらがいいというわけではなく、違いを楽しんでほしい」とスティングは云っていたけど・・・
まぁ、やっぱりオリジナルの方が断然良いですな。
セルフ・カヴァーというか、こんな演奏もあり、といった感じの内容・・・
今度のツアーメンバーが多く参加してるという点で、カヴァーというか、次のツアーはこんな感じバージョンといったところだろうか。

それにしても、「ソー・ロンリー」と「シェイプ・オブ・マイ・ハート」を並べた意味が何かあるような・・・
寂しさ、暗さ、孤独・・・
そんな共通点があるのかな?

さて、今のところ3曲ずつ感想を書き進めている。
ということで、今日はここまで・・・
明日、10曲目から、また3曲の感想を記そうと思う。









by adacha | 2019-05-30 23:26 | 音楽(ノンジャンル) | Comments(0)

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